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現役生活を終えて

※閲覧注意です
もう一度いいましょう
※閲覧注意です

自分の絶望的な未来を描いた方が縁起がいい。というか精神的ダメージが少ないというので書いてみました。

だからゲームのシナリオ書けっていってんだよ。という方たちすみません。気分転換ですので30分で書きました。
そうそう、この小説、半分は事実です。ごめんなさい。

こいつを載せた後、すぐに国語のセンター過去問に移ります。

それではどうぞ

最後の希望が散った。
予想通りと言うべきだったのかもしれない。
あの夏、変なものに手を出したばかりにばちが当たったのだ。
もしも自分が時間を惜しんで勉強していればこんなことになっていなかったかもしれない。いや、なっていなかった。
東京工芸大学○×学科厚木キャンパス。大学全入時代の流れに乗っ取った最後の現役切符だった。
家から徒歩五分。目の前にある掲示板に裏切られた。
やはり下手な進学校に入学したからこんなことになったんだ。僕は安易に高校の進路を決めた自分を呪った。
こんなところへきたばかりにMARCHでさえも受からなくなってしまったのだ。
同級生からメールが来た。筑波大医学部に推薦入学した奴からだった。
「みんな大学も決まったことだしナヴェナヴェつれて打ち上げにいかないか?」
ふっ……。僕は色の失った空を見上げた。
大学が決まった。なんたる皮肉だ。僕は大学に……、試験に一度も通らなかったというのに。
同級生に罪はない。僕はクラスの奴らに嘘をついたんだ。
「センター試験。ああ、残念ながら九割まで一歩届かなかったよ。791点だ」
嘘。本当は900点満点で534点。
「あ~。東京医大のセンター利用一次無理だった~。まあ第二志望だし仕方ないか。筑波の二次頑張るぞ~」
嘘。受けてさえもいない。筑波も足切り不合格。
「大学。ああ、決まった。慶応SFCの総合政策」
もう嘘だとわかるだろう。慶応はおろかこっそり受けた立教も落ちた。
だからみんなは僕が大学に合格して入学が決まっていると思いんでいる。
頭の中がぐるぐるまわる。これからどうやって毎日を過ごしていこう。
浪人の予備校は親の情けで入ることになった。だから先生は僕が浪人することを知っている。このメールは先生との打ち上げの誘いだ。僕が出るわけにはいかない。
ああ、本当に落ちてしまったんだな。改めて実感する。本当に虚無感と言わざるを得ないこの気持ち。落ちたショックよりまた一年間勉強し続けなければいけないと言う事実がなによりも僕を苦しめた。
「やった~。鷹くん受かってるよ~」
隣で女性の喜ぶ声がする。こんなところに受かってなにがうれしいのか。
「ああ、やったな」
「これで私の家に居候して毎日通えるね~」
「おまえの家に迷惑かけられないって、大和の家から通えるよ」
「それじゃ~。学校終わったら毎日家に来てね。手料理振る舞ってあげるんだから」
「おお。楽しみだ」
男性の方が受かったのだろうか。声から察するに女性は喜んでいるが男性の方は喜んでなさそうだ。
恋人のいない僕はこの場から早く立ち去りたかった。僕は俯きなから後ろを向いて歩きだそうとしていた。
「じゃあ私。お祝いにジュース買ってきてあげるね~」
こつん。僕は誰かとぶつかった。
前方不注意だ。教習所だったら不合格だろう。
すみません。と僕は俯きながら言った。
「あれ? みかんくん?」
「えっ?」
僕は驚いて顔を見上げた。刹那、僕は最悪の事態を想定した。
「お前は……。***」
ああもう。なんてことだ。中学時代の片思い相手と遭遇してしまうなんて。
恥ずかしかった。言葉を探す。きっと彼女は僕に向かって聞くだろう。「なんでここにいるの?」と。
彼女は僕が学力の高い高校に進学したことを知っていた。だからこんな大学を受験したことを悟られたくなかった。
「友達が結果をみるのが怖いっていってさ。だから代わりにみてきたわけ」
なんて馬鹿らしい答えだ。こんな大学を受ける同級生は僕の学校の中にはいない。いやまて、友達が違う高校ならば……。
「みかんくんはこの大学受かったの?」
僕は彼女の目を見た。なぜだろうか。すべてを悟っていたかのような目だった。なにも嘘をつくことができない。嘘なんてついてはいけない。僕の心の中を走っていた。
「ああ、受かったよ」
ついた。嘘をついてしまった。僕は今ここで誓いたい。これが最後の嘘だと。「でもこの大学には行かないんだ」と声に出そうとしたそのときだった。
「私のカレもこの大学に受かったの。きっとキャンパス内であうだろうからよろしくね」
「どうもKTJMです」
そのカレは自己紹介をしていた。

なんで
なんでこいつがここにいるんだ。
しかもよりによって僕が昔好きだった人の彼氏になっているなんて
どこで出会ったんだ
いつ愛を育んだんだ
僕の恋人がいない時期に中途半端な勉強をしていたという時にお前は愛し合っていたのか
お前は東工大目指すんじゃなかったのか
医学部を目指すんじゃなかったのか
なぜここにいる
なぜ漁師を目指さない
あのとき数Ⅲゼロ点だったくせに
僕より物理の点数19点低かったくせに(俺30点)
セミナーやクリアーやハイパーを何十週もしていたくせに
女になりすました同級生にメールで釣られまくったくせに
お前は彼女に慰められて癒されていたのか
あのとき音楽室の壁を壊して退学になってしまえばよかったんだ
ペットボトルで生徒を殴って不登校になるぐらいに絞られていればよかったんだ
なにがやーrだ ふざけるな
恥ずかしさなんてもどかしさなんて微塵もなかった。ただやるせない怒りが僕の中にはびこっていた。
不条理な怒り。どこにもぶつけられない。
それぐらい。自分が悔しかった。
足下になぜか竹刀があった。
これは僕に対する神様からのメッセージなのだろうか。
僕は竹刀を手に取った。
「やーr」
一言言ってみる。気のせいか、勇気がわいてきた。
「やーr」
もう一度言ってみる。もっと癒されてきた。
そして僕は跳躍素振りの体制に移る。気のせいか、僕は過去に戻れるような気さえもしていた。
過去に戻ったらなにをしようか。ゲーム作りをやめて勉強に集中しようか。あいつが恋人同士になる前にもう一度彼女に告白しておこうか。
あてもない幸福によりすがっていた。
僕が疲れに疲れ、跳躍素振りをやめたときに。
二人はなぜか口づけあっていた。

世界よ。今すぐ壊れてしまえ


彼に最大の感謝を
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