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こんだけ長ければ奴も読まないはずさ読まないはずさ

すごく長ったらしくて後半部分は意味不明です。
それでも見るなら見てください。
いや、読んでください。
前回見ていない人は前回見てください。

前回までのあらすじ
バケツ大のおいしいプリンを作ることができなかった。足元には竹刀一本……。

二十秒間ぐらい黄昏ていたんだろうか……。東島さんが絶望しきった私の肩に手を置いた。そして安らかに彼女の声が耳に入る。
「店長、ガスバーナーで蒸し器を温めていちゃ一点放火集中でおいしいプリンなんてできやしませんよ!第一ガスバーナーで黄色く炎を光らせちゃだめじゃないですか。ちゃんと空気穴を調節して青白い炎を出さなければガス代がもったいないですよ!」
気がつけば東島さんの声は荒ぶっていた。
「はっ!!!!」
私はカメラがキャベツの置いてある棚にあると仮定して、かなりカメラ目線で「気がついたときのアクション」をした。口を大きくあけて目は上を向かして。傍から見たら気持ち悪い人間だ。さすがに某軽音楽部アニメのオープニングみたいに両手を流暢に顔の真横に設置したりしない。
「そうか、プリンを作るためにはガスバーナーを使うのではなくてガスコンロを使うべきだったのか」
「DATTANOKA!」
南島さんが元気にノってきた。アボカドボーイのセリフはあまり好きじゃないのだが不思議と不機嫌にならない。
「店長。試食会までもうすぐですよ!私たちも手伝いますからプリンをぜひ完成させましょう!」
「みんな……」
こんなに感動したのは何年振りだろうか?去年?音楽室で?いや、今のは忘れよう。あれは心を動かされたのだ。あまりの美しさに。
私たちはいつの間にか手を合わせて団結ポーズをとっていた。そう、できるんだ。私たちも力を合わせればできるんだ!自信がみなぎってきた。これならスリーツー(横浜スタジアム)でも信じてストライクを投げることができるだろう。もちろん、ピッチャーは私でキャッチャーは東西南島さんたちだろう。
すでに生地は完成していたのだが。

いよいよだった。プリンはすでに食堂の冷蔵庫に保管してある。四人合わせて団結したプリン。東西南島さんはガスコンロを用意してくれて私は生地をカップに流し込んでガスコンロに火をつけた。十年来のテトラプレイだ。
昨日の試合は私の澄み渡った気分のように清々しかった。レーサーなのか行列の定理なのかよく分からない名前の投手が6回1安打無失点という偉業を成し遂げてくれた。HAHA!安心の横浜完封リレーで無事に引き分け挟んで二連勝は今後の首位浮上の大きな助けとなることを信じて。というか、日ハム武田負(まける)は本当にかわいそうだと思った。
私は安心しきって朝起きた。小鳥のさえずりがまぶしい。いや、希望に満ち溢れていてだ。小鳥は関係ない。
学校の食堂に行く途中にゲームセンターにふと寄ってみた。別に目的があったわけじゃない。謳歌出来なかった青春時代を惜しみに来たわけじゃない。この街は治安がいいようで十時という時間帯には生徒一人もみなかった。つまりゲームセンターにおじさん一人という怪しげなビューを今ここで描いているのだ。
コインゲームコーナーによってみるとじゃんけんゲームの機械が起動してあった。「じゃんけん!」という言葉を十秒毎に連呼しているらしいからどうやらコインが既に入っているらしい。「グー」「チョキ」「パー」のいずれかのボタンを押したらゲームで遊べそうだ。誰がコインを入れたか知らないし、周りに人影もないからボタンを押したって構わないだろう。
「プリン……バケツ……竹刀……グー」
グーだ。本能がそう叫んでいる。男たるもの拳で勝負しなければならない。そう思って私はグーのボタンをおもいっきり叩いた。もちろん、グーの手で
「ポィ…r…グゥrゥゥッゥrゥゥrゥッゥイrィィッィrィン”ン”ン”ン”ン”rン”ン”rン”」
画面はパーを出していた。しかし、画面表示は一瞬で消えて煙を吹き始めた。グーのボタンがあったはずのところに穴があいている。金属の円柱ぐらいだったらすっぽり入ってしまうぐらいの大きさだ。
「すみません。この機械が動かないんです」
大学生ぐらいの大人が職員を連れてくる。いい年した若者がここに来るべきじゃない。とか思っていたのだがここはお互い様だ。そろそろ時間だから食堂のほうへ向かおう。
気のせいか渋く低い声が私のことを呼んでいたような気がした。空耳だろう。
 
今日の先発は山本省吾とダルはないだろうな~糸数とかちょうどよくないかと思っていたら学校に着いた。それなりの準備をした後、食堂の職員と生徒会は食堂の職員室に集められた。そしていよいよ試食会の始まりである。
見た感じ、生徒会のメンバーは生徒会長、副会長二人。三人ともメガネをかけている。なにがなんだかよくわからない人一人(以下R、WAKA R ANAIのRである。もちろん)がいる。眼鏡をかけていなくてなんか厳しい眼をしている。
「それでははじめましょうか」
試食会開始の宣言をしたのは生徒会長ではなくRだった。彼は生徒会長よりも偉いのであろうか。
先鋒はプリンではなく何か細長くてがっちりしたものがいい。ということなので昔文化祭にも出したことのあるチュロスを提出した。
会長三人組は普通に食べていたのだが、Rはなぜか両手にチュロスを構えながらなにがなんだかよくわからない動作をし始めた(以下Y-R、Y O ー KUWAKA R ANAIのY-Rである。もちもちろんろん)
「まあ、定石ですな」
生徒会長は慎重に言い放った。
「よくもなく、悪くもない」
「インパクトのあってなおかつ衝撃的なものがほしいね」
インパクトと衝撃は同じではないか?とか思っていたが簡単には口出しできない。私の首も一応かかっているのだ。こんな年でヒモな生活なんかできない。
次鋒、中堅、その他諸々は無残にも散った。正直何でもよいのではないかと思ったのだがどうやら生徒会の口には合わなかったらしい。生徒会の味覚は全生徒のニーズでないのか?いや、黙っておこう。大将、切り札は私の作ったプリンなのだから。
「これが最後の品、プリンになります」
全員が怪訝な顔つきをしていた。いやちがう。Rはスプーンを両手で握ってY-Rをしている。彼はデザートを一度も口にせずずっとY-Rをしている。一体何をしにここへ来たのだろうか?
「私が要求したデザートはなんだったか思えています?」
「え?いや、なんとも」
「私たちが要求しているものはもっとHandyなデザートなんですよ!スプーンを使うなんてもってのほかなんです!」
生徒会長がドンと机をたたく、そして波を打つように机が揺れる。三人のプリンが飛び散る。誰の口にも運ばれずに。しかし、なぜかRはすでにプリンを平らげていた。
「おい、こえr、やばくね?」
Rがプリンを食べて一言。希望の光が彼らのところに届いたのだろうか。
「いや、なんつーか、クいr-ミーで、まさにプいrンって感じがして。いや、まじやべーぞこえr、ほんとに、やべーって」
ここまで一度もおいしい、とかうまいという言葉を聞いてない。やばいってなにがやばいのかよくわからない。これで決定なのか?
「それではまた次回、デザートを作っていただきたいと思っています」
会長三人組はRの言葉を無視して試食会をおひらきにしようとしていた。やはりRの存在は空気だというのか?自信作のプリンを口にさえ運んでくれなかったショックは先日のガスバーナーとの間違い並に大きかった。また作り直さなければいけないのか……。

「お待ちください!」
試食会の場に割り込んできたのは東西南島さんたちだった。そういえば試食会にいなかったな。
「あr?なんだなんだr?」
「これが今日最後の品、クレープでございます!」
「あr?やべーなrこえr、みうrかあrにやばそうだよおr」


こうしてプリンの存在は彼方へと消えて生徒会はクレープをHandyということで一発OKにしてしまった。というかRが終始口を開いていた。彼は自分の意見でも言いたいのだろうか。
そして、学食デザート物語は幕を閉じた。私の首もつながることになったしまあいいだろう。私は校門を出てF沢H町駅まで向かおうとしていた。
「ちょっと、いいですか?」
振り向くとベージュのコートを着た男性が変なものを突き付けて私の腕をつかんでいた。私は一体何をしたのだろうか?

以上、「プリンと、竹刀と」編、完結


食堂モデル S南高等学校定時制の食堂
友情出演  リアル生徒会長、副会長(諸事情により名前は晒せません)
Rは架空の人物です。

SPECIAL THANKS 友達のみんな
SPECIAL SA-SEN 友達のみんな(ごく一部を含む)

参考文献
「小学校理科6年」 上 啓林館
「本マグロトロ太郎」 サンプラザ中野くん
「楽しい体育」 教育出版

この物語は作者の妄想によって作られています。決して生徒会長とRの立場を汚すものでなく生徒会長とR本人の存在自体がネタであることも断じて思っておりません。

尚、私の高校にデザートが発売されるのは事実です。同級生の皆様は楽しみに待っていてください。


ちなみに今度販売されるデザートは小説どおりにクレープであります。俺食堂派だからクレープ食べれないんだよなぁ~20食限定とか少なすぎ。

まあ、甘い物が脂っこいのばかりだから少しは改善されるかもね。
というか、おにぎりセットのおにぎりを二個に減らした方が断然いいに決まってる。
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